
当社は自社の医薬品候補化合物のパイプラインを強化すべく、ライセンス導入、共同開発あるいは技術提携のパートナー企業を探しております。これらのパートナーリングでは、当社が保有するsiRNAトランスフェクション技術を活用して薬効発現に関与する遺伝子ネットワークの解明(細胞ファーマコゲノミクス)、ファーマコゲノミクス(PGx)を活用した医薬品開発で欧米規制当局から多くの新薬承認を得てきた豊富な実績・経験などが融合して、化合物の開発成功確率を高めます。すべての企業にとって、開発後期段階でドロップアウトするとそれまでの膨大な投資が無駄になるわけですから、ドロップアウトしそうな化合物を救済し、また、ドロップアウトした化合物を復活することは喫緊の課題であるだけに、弊社は信頼できるグローバル・パートナーになれると自負しております。
当社とのパートナーリングでは、主に次の2つが当社の大きな強みとなります。
- 遺伝薬理学知識を駆使することで、臨床試験の初期段階で、開発コストを抑えて成功率を高めるための臨床試験をデザインし、必要であれば試験開始から承認申請にいたるまで欧米の規制当局とも対応致します。また、第II相以降の臨床試験で、薬効が十分に示せない場合や、副作用の面で開発継続が懸念される場合など、PGxの視点から患者集団を特定できるかどうか精査し、その後の開発試験をPGxによりスムーズに遂行できるように致します。
- 当社のsiRNAトランスフェクション技術を用いた細胞表現型解析により、薬効発現に関与する遺伝子ネットワークを全ゲノムレベルで絞り込めるため(細胞PGx)、PGxを実施するにあたっての候補遺伝子を“遺伝子機能”から特定できます。現在一般に採用されているPGx臨床試験の成功確率がさらに向上します。(細胞PGxについては、技術紹介のTransfectionをご参照ください)
このような観点から、当社は前臨床開発の後期ステージにある化合物の探索に特に注力しております。それは、初期段階からPGxを臨床開発計画に組み込むことで、当社の持つ技術を最大限活用できるからです。一般に、PGxを臨床試験に組み込むと開発費用が増大するとか、開発期間が延びるとか、承認申請が複雑になるとか言われていますが、実際にPGxを活用して新薬承認を得たことがないがために躊躇するが故の憶測にすぎません。豊富な経験といくつもの新薬承認を得てきた実績をもつ当社にとっては、PGxにより開発期間が短縮され、開発費用も削減できることが明らかになっております。
また、当社は臨床開発後期段階で薬効不十分などの理由で中断された化合物を求めております。それは、当社の専門技術を駆使することで中断された化合物を効果的かつ経済的に復活させることができる可能性があると考えられるからです。
当社は特にがんや神経領域で力量を示したいと考えております。また、現代の遺伝学により疾患の原因とされる主たる遺伝子が見つけられた他の診療領域、例えばアルツハイマー病、パーキンソン氏病、II型糖尿病や肥満などの領域についても同様に当社が関わってまいりたい分野であります。
当社とのパートナーリングに可能性のある化合物やお考えをお持ちの皆様方よりのご連絡をお待ち致しております。
当社とのパートナーリングの利点
- 第I相臨床試験でPGxを活用すればPOCの段階で最適な投与量を定めることができ、代謝が不十分な患者さんへの過剰投与による副作用のリスクを低減できます。
- 当社が世界をリードしているsiRNAトランスフェクション技術を用いることにより、薬剤作用点を全ゲノムレベルで特定できます。開発段階に入る前に活性に関連する候補遺伝子を見出したり、市販後に多剤併用でより優れた効果を発現しようとした場合、どの薬剤作用点を狙うのが効果的か論理的にデザインするのに適しています。特に、大型新薬の特許切れという企業戦略上重要な課題に対して、併用薬の論理的デザインは“商品ライフサイクル・マネージメント”に欠かせないツールです。
- 第II相臨床試験のPOC確立にPGxを組み込むことにより、薬剤への応答が明確となった患者さんをグループ分けすることで薬効を最大限発現させられます。
当社は、難病に苦しむ患者さんが待ち望んでいるような薬が、臨床試験で薬効が不十分であったために開発を断念した化合物であっても、独自の専門性を駆使して復活させることで、患者さんの期待にも十分に応えていきたいと願っております。
もし、開発段階で中断した化合物をお持ちであれば、一度、お気軽に当社にご相談ください。
